TDQシリーズとは、ドラクエのシステムにオリジナルのシナリオを載せた、シャープX68000用のRPGである(http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7883/tdqindex.htm)。
元々は作者であるたんぼ氏個人の就職活動のために作られたのだが、いつのまにか流出・普及してしまい、 後にエニックスの黙認?を得て正式にフリーソフトとして公開されることになる。
このあたりの事情はTDQのアーカイブのドキュメントを参照のこと。
初作であるTDQは荒削りでバランスも良いとは評しかねるところがあるのだが、TDQ2は非常に素晴らしい作りで、ファンの間では「ドラクエ5、6、7以上の完成度」との呼び声も高い。規模も大きく、初プレイ時エンディングまで40時間前後を要する大作である。ちなみに筆者はX68000時代から少なくとも5回はクリアしている。
さて、能書きはこれくらいにして、EX68でTDQ2を動かすまでの手順を説明しよう。
1. まずはX68000のエミュレータが必要だ。 EX68のサイト(http://www.ksky.ne.jp/~yamama/emul/)に行き、エミュレータ本体(EX68V214.LZH)をダウンロードする。
2. EX68はX68000のBIOSがないと動かないが、これは(株)シャープの好意により無償配布されている。EX68サイトの「無償公開ソフトの転載」をクリックし、使用許諾条件を読んで同意、一番上の「X68000EXPERT IPL-ROM($FE0000〜$FFFFFF)」(x68biose.lzh)をダウンロード。さらにOSの起動ディスクも必要なので、「Human68k for X680x0 version 3.02(ディスクイメージ版)」(Humn302j.lzh)もダウンロード。
3. TDQのページ(http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7883/tdqindex.htm)に行き、TDQ、TDQ2のXDF形式のアーカイブ(Tdq1_xdf.lzh、Tdq2_xdf.lzh)をダウンロード。 XDFはEX68用のフロッピーディスクイメージファイルだ。
4. ダウンロードした5つのアーカイブを展開する。どこぞのフォルダに全部まとめてぶちまけるべし。音も鳴らしたい人は、展開されたファイル群の中のX68Sound.zipもさらに展開すること。
5. EX68.EXEを起動する。「ディスクから起動できません。正しいディスクをセットしてください」というメッセージが出たらまずはX68000の起動成功だ。画面左上にダイアログが出ているが、4つ並んでいるのがX68000実機のフロッピーディスクドライブ0〜3に相当する。0番のランプが点滅しているはずだ。
6. おもむろにFDD0番のno diskと表示されているところをクリック。まずは初期設定のためにOSの起動ディスクを挿入しよう。HUMAN302.XDFを選択する。少々待って、MS-DOSライクなコマンドプロンプトが出れば成功だ。暇ならdirコマンドを使ってみたりして遊ぼう。
7. さて、TDQシリーズを動かすためには、X68000のSRAMの設定を変えてメモリ容量を増やしておかねばならない。コマンドプロンプトからswitchと入力してリターン。MEMORYの項目に移動してリターンを押し、4096 KBあたりに増やす。終了を選択しYキーを押して保存する。
8. ではこれから早速TDQ2を起動してみよう。FDD0番にTDQ2_A.XDF、FDD1番にTDQ2_B.XDFを挿入し(もうやり方はお分かりだろう?)、EX68のメインウィンドウのメニューから「switch>reset」を選択する。お察しの通り、これはX68000実機のリセットボタンだ。
9. ロード画面が表示され、まるでどこかで見たような「ぼうけんをする」メニューが表示されればキミの勝利だ。
10. とはいえ、今のままでは操作はできないし、音も鳴らぬな。EX68のoptionメニューをクリックし、「STICK>JOY 1 Windowsの設定」でジョイスティックを割り当てるべし。また、4でX68Sound.zipを展開したならば、「サウンド>FM音源カード>X68Sound (m-puusan)」を選択しよう。また、マシンパワーと相談しながら、画面オプションをいじくろう。その余は特に触る必要はあるまい。
これでひとまずは完了である。ご苦労であった。